2018年11月17日

歩いて巡拝知多四国第16回

本日は歩いて巡拝知多四国第16回があり、名鉄の朝倉駅からスタート。佐布里(そうり)の5ヶ寺を巡って、佐布里パークロードを歩きます。今回は季節ではありませんが、佐布里は梅の里として有名だそうで、まだ肌寒い中で見る梅は風情があることだろうと思いました。今日は暖かくて、うっすら汗ばむ気候でしたが。

朝倉駅から佐布里の5ヶ寺までは約4km、そこから第80番栖光院までは約3.5km、第81番龍蔵寺までが約1kmで7ヶ寺で打ち止め。知多市歴史民俗博物館が栖光院と龍蔵寺の中間ぐらいにあり、81番龍蔵寺を巡拝してから戻って拝観しました。企画展「創建1350年特別記念展 法海寺の歴史〜白鳳から平成へ〜」が開催されており、観覧無料でした。知多市指定文化財で鎌倉時代の阿弥陀三尊像、不動明王像、普賢菩薩坐像が展示されており、見仏もできました。写真は第80番栖光院です。

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2018年11月10日

「京都 大法恩寺」展 快慶・定慶のみほとけ

今日は東京国立博物館に特別展「京都 大法恩寺 快慶・定慶のみほとけ」を拝観に行きました。平成館での開催でしたが、通常の特別展の半分の規模で「マルセル・デュシャン」展との併行開催でした。混雑度合いもそんな感じで、比較的ゆったり拝観できました。

今回は行快の釈迦如来坐像、快慶の十大弟子立像、肥後定慶の六観音像がメイン。はやり快慶の十大弟子像の写実性は群を抜いたすばらしさです。でも、1つ1つの像をよく見ると、ホログラムで動き出しそうな像と、地蔵菩薩のような像があることに気が付きました。実際には目の前に存在しない人物像をどうやって写実的に造像したのか、その想像力と技量には驚嘆するしかありません。

肥後定慶の六観音像も保存状態が非常によい仏様ですが、共通点としてどのお像も頬がふっくらしていること、やや静的で形式的な印象が残りました。快慶の十大弟子立像を直前に見ていなければ、慶派らしいすばらしい仏様と感じたことでしょうが、やや割を食った感は否めません。ポイントを絞ったよい特別展でした。
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2018年11月03日

歩いて巡拝知多四国第15回

今日は曇りでしたが、歩き遍路日和でした。第15回は名鉄内海駅からシャトルバスで番外浄土寺へ。お亀さん霊場と呼ばれているそうで、龍亀大菩薩が祀られていますが、その伝説が明治時代の話であるのが珍しい。

浄土寺の次は第35番成願寺。修行大師像が祀られています。そこから山を登っていき海が開けると、今回のハイライトの上陸大師像が見えてきます。今や知多四国の代表的モニュメント。約4mあるそうです。

山を下っていくと大井5ヶ寺と呼ばれる、第30番医王寺、第31番利生院、第32番宝乗院、第33番北室院、第34番性慶院が並んであります。31番〜34番の4ヶ寺はすべて元医王寺の塔頭だったそうです。31番利生院のご本尊は不動明王。32番宝乗院には金毘羅大権現が祀られています。33番北室院は上陸大師の納経所になっており、34番性慶院のご本尊は青面金剛とそれぞれに特色のある寺院が並んでいます。

最後は第29番正法寺で打ち止め。正法寺は毘沙門天がご本尊。平成9年の火災で本堂を残して全焼してしまったそうです。焼け跡から黒焦げの大師像が発見されたそうですが、黒焦げの大師像にはお目にかかれませんでした。「鯛祭りひろば」という、えびせんべいの製造直売所に南知多町の鯛祭りの張りぼてが展示されていますが、海の街ならでのお祭りの様子が偲ばれます。

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2018年10月28日

京都・醍醐寺展

サントリー美術館で開催されている「京都・醍醐寺」展に昨日行って来ました。「真言密教の宇宙」というサブタイトルが付いていますが、真言密教の世界を仏像、絵画、法具、聖教等で展示しながら、一方で醍醐寺の所有する襖絵や屏風などの通常の美術品も展示され、非常にバランスのよい展示になっている。

醍醐寺は加持祈祷や修法などの実践を重視する寺として発展したとのことですが、閻魔天騎牛像や普賢延命菩薩像(絵画)など他でなかなか見ない仏像にお目にかかれました。快慶の不動明王坐像はお出ましになっていましたが、私の心酔する弥勒菩薩坐像はお越しになっていませんでした。

足利尊氏や義満、義持の自筆書状はなかなかの達筆。醍醐花見短冊も非常によい保存状態で現在に伝わっているのは貴重。仏教美術に留まらず、醍醐寺に伝わる豊富な日本の美術品の数々を多面的に紹介してくれるよい展示会です。
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2018年10月24日

梓澤要「荒仏師 運慶」

 物語は長岳寺の阿弥陀三尊像の玉眼を父・康慶が息子・運慶に見せるために連れていくところから始まる。運慶は恐れながらも玉眼の美しさの魅力に魅せられるが、玉眼を生み出した仏師は狂乱のあげくみずから首をくくってしまったという不吉なエピソードについても聞かされる。このエピソードは美と狂気の危うい関係を暗示しており、運慶の中にも美を追求する暗い情念が迸っていることを象徴している。

 若き運慶は父・康慶から円成寺からの依頼の大日如来像の制作を指示される。しかし、運慶の内なる情動が求める美は形を成さず、焦燥ばかりが募る。運慶は美の肉体表現そのものと感じられる白拍子の延寿と出会い、逢瀬を重ねるが二月でふっつりと姿を消してしまい、1年が過ぎた頃赤子が届けられる。後の湛慶である。この時期の運慶はまさに荒ぶる仏師であった。延寿の肉体のイメージからついに円成寺大日如来坐像が完成する。その清新な仏像は新しい時代を切り開くものであった。

 若き頃の運慶の描写は粗野で、反発を感じた。しかし、康慶から棟梁を譲られ、工房を切り盛りし、ライバル快慶と火花を散らし、重源や上覚に出会い、人間的に成長し、深い精神性を持つに到る。その人間ドラマには引き込まれ、最後には仏の深遠な世界へと繋がる広がりを感じられる。仏師という存在を理解するのに非常に優れた作品であると思う。
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2018年10月21日

歩いて巡拝知多四国第14回

昨日は歩いて巡拝知多四国第14回に参加してきました。ようやく今回はよい天気に恵まれました。名鉄新舞子駅からスタート。メガネ弘法で有名な第71番大智院。全国唯一を売りにしていますが、弘法大師様がアイマスクのようなものをしています。これは盲目の老人が身代大師像におすがりして目が見えるようになり、その盲目者用の眼鏡を残していったものをしているそうです。

前日の金曜に東京に出張しており、帰りに新幹線で人身事故で帰宅が155分遅延。そのせいで、今回は事前の情報インプットができていませんでした。第70番地蔵寺では本堂裏に井戸から上がったという延命水掛地蔵尊がまつられているのを見逃してしまいました。

第69番慈光寺には願い石というのがあります。石に細長い隙間があり、そこから弘法堂の大師像が覗けるようになっており、大師像を覗きながら願い事をすると叶うと言われているで、もちろん願い事をしました。第67番三光院の境内の松は非常に立派です。

その他、第66番中之坊寺、第68番法蔵寺の計6ヶ寺を回りました。写真は第71番大智院です。

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2018年10月17日

元三大師ご開帳と観音の里ふるさとまつり

10月14日(日)に京都の知り合いと元三大師ご開帳と観音の里ふるさとまつりに行って来ました。北陸本線虎姫駅で待ち合せて、玉泉寺へ。途中、元三大師ご開帳ですかと聞かれ、草津から来られた男性もご一緒することになりました。びわ湖百八霊場を回っているとのことでした。

玉泉寺に到着し、お堂で参拝していると内陣まで入っている人がいたので、我々も内陣に入って元三大師像を拝んでいると住職が来られました。本当はダメみたいでしたが、入ってしまったものは仕方ないという感じでした。住職からどこから来たのかなどと会話をしていたら、元三大師を知っているかという話から長々と説教をされてしまいました。往復1時間で戻る予定が、ギリギリで1時間後の電車に乗れず、30分虎姫駅で待ちました。思えば、ここからタイミングがずれていました。

ようやく高月駅に到着し、まずは渡岸寺へ。国宝の十一面観音立像を拝観させていただきましたが、ちょっと写真と違っていました。バスをうまく捕まえられず、歩いて高月駅に戻り、昼のためバス間隔が長いので、高月観音堂を拝観。

高月駅から石道寺へ。こちらの十一面観音立像は娘さんのような想定通りの仏様。歩いて、巳高閣・世代閣に行き、西野薬師堂に向かうも、ここでもバスの乗り換えがうまくゆかず、時間をロス。こちらの十一面観音と薬師如来もすばらしかった。正妙寺の千手千足十一面観音様は東京で何度もお会いさせていただいていましたが、お厨子に入っているとこんなに小さなお像だったか?と意外な観がしました。

一応、当初思い定めていたところは回れましたが、まだまだ楽しめると思いますので、機会があればまた行きたいと思います。写真は玉泉寺です。

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2018年10月10日

大善寺参拝

10月8日(祝)に奥さんと山梨県甲州市の大善寺に参拝に行きました。大善寺はぶどう寺として有名ですが、秘仏の葡萄薬師三尊像が5年に1度のご開帳です。京王線で高尾まで行き、高尾からは中央本線で勝沼ぶどう郷駅まで1時間。ご開帳だから臨時バスでも走っていることを期待しましたが、勝沼ぶどう郷駅前は閑散たるもの。Googleで調べると、2.7km徒歩36分。歩くことにしました。

大善寺まではぶどう畑の農道伝いに案内板がずっとありました。一般道は歩道がなく、車線が引いてあるだけなので、危ないから農道伝いの案内板があるのでしょう。大善寺は奈良時代開創の古刹。ご本尊の薬師如来坐像は薬壺の代わりに葡萄を手にしています。薬師三尊像の脇侍の日光・月光菩薩像は平安初期の作とされていますが、それとは別に鎌倉時代の日光・月光菩薩像と十二神将像があり、これは蓮慶作とのことです。これらは重文に指定されています。お像がお祀りされている薬師堂自体は国宝です。奥さんもその檜皮葺きの屋根がすばらしいといたく感銘を受けていました。

お寺の回りにはいわゆる門前町がなく、お昼ご飯を食べるお店もありません。ぶどう園に立寄り、ぶどうソフトクリーム、ぶどうジュースにワイン、ぶどうの試食とぶどうを心ゆくまで堪能しました。結局、帰りも歩いて往復5.5km。奥さんも健脚と分かったので、仕事を第一線を退いたら二人でハイキングを楽しめそうです。

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2018年10月08日

歩いて巡拝知多四国第13回

10月6日(土)歩いて巡拝知多四国第13回がありました。名鉄内海駅からバスでスタートの影向寺まで移動。前回のバス移動時はバスに乗る行列待ちで30分ぐらいかかったので、今回はバスが動き出す8時には内海駅に到着するよう早起きして臨みました。家を出る時は晴れており、天気予報では雨だったので、一応折り畳み傘を持っていきましたが、内海駅に到着した時には降り出していました。今回は第40番影向寺、41番西方寺、42番天竜寺、43番岩屋寺、番外岩屋寺奥之院、28番永寿寺の6ヶ所を回りました。

今回のハイライトは尾張高野山宗総本山の岩屋寺です。他の札所はご朱印待ちを緩和するため、2〜3カ所の受付を設けているのに、ここは1ヶ所しかなく、行列になっていました。しかも、43番と番外の2回並ばねばなりません。多くの参拝者が不満を漏らしていました。番外の奥之院に詣でて戻ってくると、行列はとんでもなく伸びていました。恐らく30分以上かかったことでしょう。早起きは三文の得でした。

43番岩屋寺の背後の山の「親大師」像は台風24号の倒木等で行けないのが残念でした。雨で前回よりコンディションは悪かったですが、途中晴れたりもして、お大師様のご加護でしょうか、今回も無事お参りできました。写真は奥之院です。

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2018年09月30日

歩いて巡拝知多四国第12回

昨日は歩いて巡拝知多四国第12回がありました。天気予報は大雨でしたが、総じては小雨。恵まれていた方と言えるでしょう。名鉄の太田川駅からスタート。第82番観福寺、第83番弥勒寺と回ります。弥勒寺は真言宗智山派のお寺ですが、堂々と現世利益を謳ったユニークなお寺。弥勒寺を過ぎて東海市役所の側の公園に東海市のモニュメント「鉄とラン」があります。

第84番玄猷寺の山門には極色彩の四天王像が安置されていますが、門も新しいので、浮いた感じがなく自然に収まっています。玄猷寺の裏には大きな寝釈迦像があります。第85番清水寺はオフ会でしのぶさんの車で立ち寄ったお寺です。

この日の最後は第86番観音寺で打ち止め。ゴールの手前に聚楽園大仏があります。大仏を仁王像がお守りしています。聚楽園大仏は昭和2年に開眼供養がされたとのことで、高さ18.79mで鎌倉の大仏より大きいそうです。しっかりした造形の仏様です。今回の遍路は大仏がキーワードでした。

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