2018年08月18日

庄内三十三観音結願

 一昨日の夜に夜行バスで出発して、庄内三十三観音結願しました。大雨で天候が心配でしたが、当日の天気予報は晴れ。ところが、実際は曇り時々雨。所々、ざっと降りましたが、巡礼は無事滞りなく済ませることができました。

 今回は鶴岡駅前の28番龍覚寺からスタートして、33番青龍寺まで12ケ寺を回りました。今回一番の難所と考えていたのは25番龍宮寺です。目の前は日本海で、すごい強風。見るからに無住のお寺でした。参拝の方はこちらに連絡をという張り紙がありましたが、本堂の中に地元の方が待ってくれていて無事に御朱印をいただくことができました。お話を伺うと、やはり数日前の大雨で屋根から雨漏りがしているとのこと。管理を行っている地元の方々で修理を行うが、費用の工面が大変だとのことでした。参拝に来られる方々のためにお寺を維持してくださることには頭が下がります。

 前回の参拝時に広域の移動になりそうなお寺は済ませていたので、今回は移動距離が100kmにも満たず15時頃には結願できました。最後の青龍寺は金峯山。金峯神社にもお参りしましたが、奈良の金峯山同様にご神体は蔵王権現がお祀りされているとのこと。また、今回回った12ヶ寺で大歓喜天がお厨子の中にお祀りされている所が3ヶ所あった。最後の青龍寺で大歓喜天の信仰がこの地方では多いのか尋ねると、分からないとのことだったが、どういう背景があるのか興味を感じた。写真は龍宮寺と結願印です。

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2018年08月14日

河原毛地獄

本日は秋ノ宮温泉に行く途中、河原毛地獄に寄りました。青森の恐山、富山の立山と並ぶ三大霊地だそうです。807年月窓和尚開山とのことですが、お寺はありません。修験者が修行したりしていたのでしょう。硫黄鉱山での物故者のために地蔵菩薩像が建立されているそうですが、駐車場から徒歩10分ぐらいありそうだったので見送り。またの機会に。
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秋田県湯沢市参拝

一昨日から奥さんの実家の秋田県羽後町に来ています。こちらの生活圏はほとんど湯沢市で、昨日は実家の自転車を借りて2つの神社を回りました。秋田県は廃仏毀釈を徹底的に行ったのか、古刹がほとんどなく、村の中心は神社です。

最初は県有形文化財指定の白山女神像がある白山神社。半袖半ズボンが失敗でした。ご開帳は8月19日のみなので、社殿に詣でるつもりで山を登りましたが、15分登ってもますます山は険しくなるばかり。あぶなどの虫にも纏わりつかれ、参拝を断念して戻りました。

次はタニシ観音の安置されている土山澤神社。平安仏で天台宗安楽寺のご本尊であったが、天正年間の火災でお堂は焼失するも、タニシが観音様の一面にびっしりと張り付き、お守りしたとの伝承からタニシ観音と呼ばれています。社務所もない村外れの社殿の中に本当に丈六仏はお祀りされていました。大変ありがたく、暑い中、自転車で出掛けた甲斐がありました。

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2018年08月11日

ブレイディみかこ「労働者階級の反乱 地べたから見た英国EU離脱」

 EU離脱を問う国民投票によって、イギリスの労働者階級は白人労働者階級と移民の労働者階級に分断されてしまった。著者の問題意識はここを出発点にしている。著者は日本人であるため、イギリスでは移民の立場にある。著者の配偶者は白人労働者。それまではお互いに助け合って生きていたのに、国民投票によってそこに亀裂が生じてしまった。本来は政治によって解決されるべき経済的な不平等が巧妙に文化的な人種問題にすり替えられているというのだ。

 イギリスの労働者階級は第二次世界大戦後、労働党政権のもと「ゆりかごから墓場まで」の手厚い社会保障を手に入れ、生活水準が飛躍的に向上した時期があった。しかし、それは国の財政破綻により終焉。保守党政権の緊縮財政により、じりじりと生活水準は切り下げられた。一方で、移民や女性などマイノリティは権利を獲得し、結果として本来優位な立場であったはずの白人労働者が逆差別により生活が困窮するようになってしまった。

 その怒りの矛先がEU離脱の国民投票に向けられた。イギリスではサッチャー政権時代に個人主義が進められ、社会のセーフティーネットが希薄化され、貧困は努力をしない個人の責任とする傾向が強い。国際的な資本の論理がそのまま個人に適用されてしまっている。これでは中産階級といえども、いつ転落するか分からない不安を抱え、幸せに暮らせない社会になってしまっていると思う。将来世代にツケを回す日本の財政赤字は改善しなければならないが、イギリスのような社会にしてはならないと強く感じた。
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2018年08月05日

名古屋のモーニング

名古屋に単身赴任で来て4ヶ月が過ぎましたが、まだ名古屋名物のモーニングを食していません。いつもなら、コンビニのおにぎりと総菜パンで過ごしますが、昨日はコンビニばかりだったので、さすがにもうコンビニの食事は嫌なので、コメダ珈琲にモーニングを食べに行きました。ホットのカフェオレに小倉トースト!正統派の名古屋モーニングです。トーストは1枚の半分ですが、厚みがあるので、朝食にはこれで十分。みなさん、朝をゆっくりと堪能している様子がよく伝わってきました。私も名古屋モーニングを堪能させてもらいました。

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温泉寺参拝

昨日は城崎温泉の温泉寺に参拝に行って来ました。名古屋から高速バスで三宮まで移動。ところが、このバスが高速道路渋滞のため、約1時間延着。のっけから、予定が狂いました。三宮で秘仏フリークと合流。レンタカーを借りて、城崎温泉を目指します。三宮から城崎温泉まではグーグルマップだと2時間半。ところが、カーナビの到着予定時刻は3時間半後になっています。レンタカーは19時までに返さないとアウトなので、3時間半かかったら、戻れません。不安を抱えながらも、とりあえず車を走らせました。到着予定時刻は当てになりませんが、到着地までの距離からすると、グーグルマップに方が正しい。ひたすら、車を走らせて、予定通り2時間半で到着しました。

城崎温泉から温泉寺に行くにはロープウェイを使います。温泉寺は山頂までの中間駅にあります。温泉寺の本堂自体が国の重要文化財。本堂の本尊十一面観音立像と本坊の千手観音立像がともに国の重要文化財。特に本尊の十一面観音立像が秘仏で、三十三年毎のご開帳ですが、ご開帳期間は3年と異例の長さ。関西では珍しい鉈彫りです。大和と鎌倉の長谷寺の観音像と同木同作との伝承。大変すばらしい仏様で、長時間かけて参拝に来た甲斐がありました。

山腹ではなく山裾には三門と薬師堂があり、山門の仁王像もなかなか迫力があります。また、境内に湯飲場があり、ありがたくいただきました。城崎温泉の元湯にも触り(熱かったです)、温泉街の寛いだ雰囲気を味わいながら帰途へ。豊岡市内が意外に渋滞しており、高速は精一杯急いで、レンタカーを返却したのは18:55。閉店5分前。更に、19:15には名古屋に戻る高速バスが出ます。お昼はロープウェイの中でサンドウィッチを食べただけでしたが、夕飯もコンビニのサラダ寿司を高速バスの中で食べました。時間に追われる参拝でしたが、城崎温泉には今度は泊まり掛けで行きたいです。

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2018年07月29日

台風の影響

この週末は横浜の自宅に帰省していました。そこへ前例のないコースの台風襲来。幸い、台風の被害はありませんでした。
ネガティブな影響:台風せいで出かけられず、記事なし。
ポジティブな影響:猛暑が一服して、でかけられなかったので、ゆっくり休むことができました。

次に帰省するのは夏休みです。早いものだ。
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2018年07月21日

近江八幡参拝

今日は本来100年に1度のご開帳のところ特別ご開帳されている近江八幡市にある妙法寺の秘仏護船観音と西国三十三観音32番札所の観音正寺を参拝してきました。

妙法寺は日牟禮八幡宮の近くにあります。山門はありますが、山門をくぐるとどう見ても民家にしか見えない建物が本堂です。中に入ると確かに本陣があります。護船観音は縁起によると慈覚大師の作との伝承、妙法寺も現在は黄檗宗ですが、以前は天台宗の寺院。護船観音は櫂を持ち、船に乗っていますが、船は後補作であることが明らか。内陣まで入って真下から拝ませていただきました。

続いて、観音正寺を参拝。繖山の林道を車で上り、駐車場に車を止めてから400数十段の階段を登り、本堂があります。平成5年に不審火により、本堂、秘仏のご本尊も焼失。平成16年に本堂が再建落慶。新本尊は白檀の丈六仏の千手観音坐像で、松本元慶作とのこと。内陣特別拝観では散華でご本尊様の御身拭いをさせてもらいます。もちろん、やらせていただきました。今日も猛暑日でしたが、よい参拝ができました。

写真は妙法寺です。

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2018年07月16日

東京国立博物館特集「江戸の仏像から近代の彫刻へ」

最近、近代仏教に関する本が出版されたり、五百羅漢寺でも近代仏教講座が開催されるなど近代仏教に注目が集まっている中での特集であった。江戸時代の仏像として釈迦如来坐像、円空仏、木喰の自我像(これは仏像か?)など江戸期の仏像と近代の仏像を題材とした彫刻作品を対比した展示であった。円空仏や木喰仏を別とすれば、江戸期代表としての釈迦如来坐像はきれいな仏像ではあるが、形式的な感じで信仰の対象としては弱い印象であった。近代の彫刻は題材こそ仏像だが、美術作品であり、仏像の精神性が全く感じられなかった。そういう意味では、本展示は狙い通りと言えるものになっていると思う。

写真は木喰自我像です。
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びわ湖長浜KANNON HOUSEギャラリートーク

今日は、びわ湖長浜KANNON HOUSEで僧侶で写真家の駒澤タン道氏(申し訳ありません、漢字が出ません)と、毎度おなじみの高月観音の里歴史民俗資料館の佐々木学芸員のギャラリートークがありました。駒澤氏はたままた見たNHKの番組で石道寺の十一面観音様の美しさに魅せられて、仏像写真家になられたとのこと。最初は鎌倉の仏像を撮影していたが、当時まだ一般の目に触れる機会の少なかった湖北の仏像を長い時間をかけて写真集にまとめられた。駒澤氏は自然光とローソクの光だけで撮影し、参拝者の視線で撮影するので、見る人の心を打つということであった。

また、駒澤氏は「一仏一会」を提唱し、それが多くの人の共感を呼んでいるという。作家の井上靖に序文を依頼した際のエピソードが印象的であった。井上靖は駒澤氏の書いたエッセーを自ら取り寄せすべて目を通した上で序文を書いてくれたという。その姿を目にした駒澤氏は自らを恥じたというが、両者とも人に影響を及ぼす器の大きさを示す逸話であると思う。猛暑の中、KANNON HOUSEに入りきれないほどの人が集まったのも頷ける。
posted by asami3 at 22:21| Comment(0) | 仏像 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする